読書の秋…Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

人の創造より、創作より遥かにおぞましい現実だわ、これ。
(ー ー;)

生きた人間がいちばん怖いよ…。
( ̄Д ̄)

『消された一家』(豊田正義 著、新潮文庫)
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うちの実家に近い処で実際に起きた事件で、いつか読んでやろうと思ってたんだけど、今年文庫本が出たので…
(°_°)

これは酷い、酷過ぎ。いったい人は何故こうも簡単に洗脳?されてしまうのだろう…

女で あっという間に真逆に変わった人間知ってるけど、それの超絶拡大版だよ、
(・_・;


これは典型的なバタードウーマン(DVの被害者女性) の心理状態である。夫や恋人との二人だけの閉ざされた世界で、「おまえが悪い。だから俺はこんなことをするんだ」と暴力を振るわれていると、大概の女性は自己を非難する思考を植え付けられる。
自尊心が壊され、「殴られて当然な自分」という自己イメージを抱くようになるのだ。
やがて抵抗する意思も失い、過酷な暴力に耐えて理不尽な要求に従うことが、被害者のアイデンティティーになってしまう。
(中略)
前述したジュディス・L・ハーマン医師の『心的外傷と回復』には、人を奴隷化させるのは、心的外傷をシステマティックに反復して痛めつけることだとある。
そのためには、被害者の無力化のみならず、断絶化(すべての対人関係からの切り離し) をすることも必要不可欠である。

そしてハーマン医師は、「心理的支配の最終段階は、被害者がみずからの倫理原則をみずからの手で侵犯し、みずからの基本的な人間的つながりを裏切るようにさせてはじめて完了する」と述べている。


被害者の中には、共犯女性の実の父親や、元警察官の 妹の婿なんかも居るんだけど、

正直、こんなにも容易く人が奴隷化していくなんて!と思わずにはいられない。

社会的地位や学歴が高いほど洗脳され易いものなのだろうか?

俺が知る中にも、何人か似たような 急な変わり様を見せた人間がいたけど、まるでこの本に出てくる被害者達の様だった。

殺されないまでも少なくとも 俺の目には同じに映った。
(。-_-。)

誰のことだとか 詳しくは触れらんないから、一度このおぞましき本を読んでみてよ、

一気に読ませるノンフィクションだけど、これが現実だという 後味の悪さもひとしお。
(ー ー;)

※ 引用。