海外ドラマは好きだね。昔から『スタトレ』『ナイトライダー』なんかは大好物で、最近でも、『ウォーキング・デッド』『ナイトラ・ネクスト』なんかはたまに観る。
(^。^)
それでも昔ほど熱心じゃなくなった。DVDのBOXや、CSの専門チャンネルで24h.いつでも観れる、てのが渇望感を薄まらせた。
けど情熱は尽きてないよ、畢生その好きさ加減は変わらない、多分。
※
それは、なんの予告もなく出現した光景だった。ブリッジと呼ばれたものは、おおきな潜水艦のへさきの突端だった。一本の巨大な彎曲(わんきょく)した梁桁(はりげた)が竜骨と脊柱とを連結しており、突端がふくらんで、鋼鉄の大きな楯となって、船首に張り出し、衝角を形成していた。この衝角には、さらに、二本の彎曲した梁が、横にわたされていて、縦の梁との接合部が、縦の突端で、鋼鉄の十字形を作り、梁と梁とのあいだの空間は、ちょっと見には、なにも張ってないように見えた。船体は、高さが八十フィート近くあって、吃水線(きっすいせん)は、十字形の梁の下にあり、見下ろせば三十フィートの海底、見上げれば、空が見え、海の水面は、膝がしらのすぐむかいにあった。
※
今回は『原子力潜水艦シービュー号』('65、'76・25版/シオドー(シオドア)・スタージョン著、井上勇 訳 / 創元推理文庫) をlogる。
これは映画『地球の危機』('61/米、VOYAGE TO THE BOTTOM OF THE SEA) のノベライズ。
日本で放送された、TVシリーズ【原子力潜水艦シービュー号】('64〜'68)、【原潜シービュー号 海底科学作戦】('67〜'69) の元、パイロットとも言える映画を小説化したんだね、原作でなく。
※
「これ……舷窓(げんそう)っていうの、ただたんに窓というの。ほんとうにすばらしいわ」容姿のすらりとした精神病学者は、そんじょそこいらの子供たちと同じように、びっくりして目を見張っていた。
「構造的にいうと、これは窓でも、ほかのなにものでもなく、たんに、船体に外殻の一部だ」ネルソン提督がいった。
「硬度Xの ハーキュライトです」と艦長がいった。「ネルソン提督が発明された製法で作ったものです。ハーキュライトと呼ぶのがぴったりです。でかい船体用プレート、たまたま、透明なだけです」艦長はコンソールに歩みより、コントロールを押した。「潜水用意はいいか、オブライエン君」
※
スタージョンの文章ってこんななん?新訳で読みたい。現代ならどんな風に表現されるのだろう…
⊂((・⊥・))⊃
これは、ストーリーは、500円も出せばDVD買えるから、そっち観た方が早いかも。シービュー号の紹介と人間ドラマ、冒険譚だわ。
※
ケーシーが悲鳴をあげた。潜水艦は柔らかい沈泥の床と思われるものの上に横たわり、まだ身じろぎ震えていた。そして、今は右舷に傾きはじめていた。クレーンは歯をくいしばり、探照灯を旋回させた。明るい点は前方の壁を伝って、上へ、上へとのぼった。四十フィート、六十フィート。そして、ふせた大きな椀のような突起物の上でとまった。それはまるで……目のようだった。
そのうち、前方の断崖がへこみはじめ、上の端がかしぎだした……。
「全速後退」と艦長は吠えたて、潜水艦は急に目を覚まして、努力しながら身震いした。掻き回すプロペラーから、ちぎれて、剥げ落ちた皮のような無数の塊りが吐き出されて流れ去っていた。なにか白味を帯びた、どろどろしたものの、気持ちの悪い大きな塊りだった。
そして、"シービュー号"は、ただ胴震いするだけで、その場に停止したきりで、目を持った壁は、次第に傾いて近づいてきていた。
突然、なにかくねくねしたものが、透明な鼻の上部に現われ、蛇のように滑って、それを横切った。それは天井の左手から現われ、艦首の先端を滑って横切り、床の右手に消えた。照明灯と艦内からのあかりにに照らされて、ぎらぎら光っていた。そして次から次へと現われ続けた。吸盤をはめこんだ、はてしもない、恐怖のベルト。
エメリーが言った。「触手だ。たった一本の触手だ。もし、タコだったら、まだ七本ある。ヤリイカだったら、まだ九本あるはずだ。あれは……クラーケン(ノールウェーの伝説の海の怪物)だ……」
※
と、まあ後は、 詳しくは本書をご覧いただくとして、
A・アレン制作の、こんな深海冒険活劇を、『人間以上』('53) のT・スタージョンが小説化した、というある意味レアな逸品なんだけど、どう?やっぱシービュー号のファン用かな?
TVシリーズが好きだったからね、今でも吹き替えの入ったLDを手放せないでいる俺。
半魚人(しかも巨大な!) やら、ザリガニ星人やら、人魚やら…ありとあらゆるセンスオブワンダーがテンコ盛りな海洋ドラマ、だった。
リメイクないかな?
(^_−)−☆
はい、あまり書く事もないけど、俺の大好きな"シービュー号"のお話。
近年買った、シービュー号のプラモの完成品がAmazonで5倍近くも値上がりしててビックリ。
!(◎_◎;)
邪魔だから、って ポンポンぶん投げてる場合じゃない。
(T ^ T)
※ 引用。
(^。^)
それでも昔ほど熱心じゃなくなった。DVDのBOXや、CSの専門チャンネルで24h.いつでも観れる、てのが渇望感を薄まらせた。
けど情熱は尽きてないよ、畢生その好きさ加減は変わらない、多分。
※
それは、なんの予告もなく出現した光景だった。ブリッジと呼ばれたものは、おおきな潜水艦のへさきの突端だった。一本の巨大な彎曲(わんきょく)した梁桁(はりげた)が竜骨と脊柱とを連結しており、突端がふくらんで、鋼鉄の大きな楯となって、船首に張り出し、衝角を形成していた。この衝角には、さらに、二本の彎曲した梁が、横にわたされていて、縦の梁との接合部が、縦の突端で、鋼鉄の十字形を作り、梁と梁とのあいだの空間は、ちょっと見には、なにも張ってないように見えた。船体は、高さが八十フィート近くあって、吃水線(きっすいせん)は、十字形の梁の下にあり、見下ろせば三十フィートの海底、見上げれば、空が見え、海の水面は、膝がしらのすぐむかいにあった。
※
今回は『原子力潜水艦シービュー号』('65、'76・25版/シオドー(シオドア)・スタージョン著、井上勇 訳 / 創元推理文庫) をlogる。
これは映画『地球の危機』('61/米、VOYAGE TO THE BOTTOM OF THE SEA) のノベライズ。
日本で放送された、TVシリーズ【原子力潜水艦シービュー号】('64〜'68)、【原潜シービュー号 海底科学作戦】('67〜'69) の元、パイロットとも言える映画を小説化したんだね、原作でなく。
※
「これ……舷窓(げんそう)っていうの、ただたんに窓というの。ほんとうにすばらしいわ」容姿のすらりとした精神病学者は、そんじょそこいらの子供たちと同じように、びっくりして目を見張っていた。
「構造的にいうと、これは窓でも、ほかのなにものでもなく、たんに、船体に外殻の一部だ」ネルソン提督がいった。
「硬度Xの ハーキュライトです」と艦長がいった。「ネルソン提督が発明された製法で作ったものです。ハーキュライトと呼ぶのがぴったりです。でかい船体用プレート、たまたま、透明なだけです」艦長はコンソールに歩みより、コントロールを押した。「潜水用意はいいか、オブライエン君」
※
スタージョンの文章ってこんななん?新訳で読みたい。現代ならどんな風に表現されるのだろう…
⊂((・⊥・))⊃
これは、ストーリーは、500円も出せばDVD買えるから、そっち観た方が早いかも。シービュー号の紹介と人間ドラマ、冒険譚だわ。
※
ケーシーが悲鳴をあげた。潜水艦は柔らかい沈泥の床と思われるものの上に横たわり、まだ身じろぎ震えていた。そして、今は右舷に傾きはじめていた。クレーンは歯をくいしばり、探照灯を旋回させた。明るい点は前方の壁を伝って、上へ、上へとのぼった。四十フィート、六十フィート。そして、ふせた大きな椀のような突起物の上でとまった。それはまるで……目のようだった。
そのうち、前方の断崖がへこみはじめ、上の端がかしぎだした……。
「全速後退」と艦長は吠えたて、潜水艦は急に目を覚まして、努力しながら身震いした。掻き回すプロペラーから、ちぎれて、剥げ落ちた皮のような無数の塊りが吐き出されて流れ去っていた。なにか白味を帯びた、どろどろしたものの、気持ちの悪い大きな塊りだった。
そして、"シービュー号"は、ただ胴震いするだけで、その場に停止したきりで、目を持った壁は、次第に傾いて近づいてきていた。
突然、なにかくねくねしたものが、透明な鼻の上部に現われ、蛇のように滑って、それを横切った。それは天井の左手から現われ、艦首の先端を滑って横切り、床の右手に消えた。照明灯と艦内からのあかりにに照らされて、ぎらぎら光っていた。そして次から次へと現われ続けた。吸盤をはめこんだ、はてしもない、恐怖のベルト。
エメリーが言った。「触手だ。たった一本の触手だ。もし、タコだったら、まだ七本ある。ヤリイカだったら、まだ九本あるはずだ。あれは……クラーケン(ノールウェーの伝説の海の怪物)だ……」
※
と、まあ後は、 詳しくは本書をご覧いただくとして、
A・アレン制作の、こんな深海冒険活劇を、『人間以上』('53) のT・スタージョンが小説化した、というある意味レアな逸品なんだけど、どう?やっぱシービュー号のファン用かな?
TVシリーズが好きだったからね、今でも吹き替えの入ったLDを手放せないでいる俺。
半魚人(しかも巨大な!) やら、ザリガニ星人やら、人魚やら…ありとあらゆるセンスオブワンダーがテンコ盛りな海洋ドラマ、だった。
リメイクないかな?
(^_−)−☆
はい、あまり書く事もないけど、俺の大好きな"シービュー号"のお話。
近年買った、シービュー号のプラモの完成品がAmazonで5倍近くも値上がりしててビックリ。
!(◎_◎;)
邪魔だから、って ポンポンぶん投げてる場合じゃない。
(T ^ T)
※ 引用。
コメント
コメント一覧 (2)
警視庁捜査1課は23日、埼玉 朝霞市のアルバイト(32)を、殺人未遂容疑で逮捕。
自宅から押収したサバイバルナイフの刃型と、男性の首の傷の形状がほぼ一致。
「体がぶつかり腹が立った。頭にきて刺した。」
サバイバルナイフ持ち歩いてた段階でチャンス待ち、と思われるよな、
この年代と決めつけたくはないけど、今日もなんだか酷い態度の連中ばかり見たな。
通路、道路の真ん中に、ぼやーっと立ち尽くす、チャリを斜めに停めケータイいじりながら道をふさぐ、お姉ちゃんと手をつなぎこれでもかと横に広がる、チャリで蛇行運転しながらケータイにヤクザ言葉で恫喝する、ベンチに腰掛け伸びるだけ短い脚を伸ばす…etc…
俺ぁ、そんな30代っぽい連中とすれ違うたび、「チッ!」とか、「あーあ」とか、つい口をついて出てしまう。
お前、女 隣に居て、そん時マジ揉めたらどんな顔すんだ?隣の女に助けてもらうのか?
女の前でその時カッコ付けるより、慎重に彼女を護りながら歩くもんと違うのか?
机上のヴァーチャルしか経験ない人間がリアルで何をどうやって事構えるんだろ?
だからサバイバルナイフとか持ち歩いて強くなった気でいたんだろな…
違う意味で怖い。
高野十座
Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
こんな事件が、毎日起こってる様な気がする。
_φ(・_・
あの、同じマンションの女性を殺した男も、あんなに平然と、事件の翌日、翌日だよ!テレビのインタビューに「怖いですね…」なんて応えちゃって…
物取り?いやいや暴行と両方 目的でしょ、怖いのはそっちや!IT関係の人!
(T ^ T)
マスコミは殆ど情報知ってるからね、しっかり張って追いかけ回してるし…
_φ(・_・
テレビで顔出しインタビューなんて、ほぼ特定、後ほど使う為、みたいなとこあるから。
逆に、噂?だがほぼ黒、ダークゾーンの芸人とかだと、映像いくらでもあるから使わない。
使えば局ぐるみで擁護か?とスポンサー関係に非ぬ疑い持たれるわけで…
だからできるだけ干す方向に持っていく。
「間違いないっ!」(by ロリ買春のあの芸人)
ま、どちらもその一連の行動には、人間のよくわかる習性、がありますよ。
(~_~;)
高野十座