ネクスト・ジェネレーションて…(-。-; スタートレックか…
(ーー;)

昨今、この手の映画はどれもこれもミニシアター行きだよね、こじまんりひっそり…この"4"のパンフってあるの?

ウェス・クレイヴンがメガホンをとってるのでどーしても観なきゃって思って…【スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション】('11/米) 日本語吹替版DVD〈カルチュア・パブリッシャーズ〉。

生き残ったヒロイン"シドニー"が復帰し、またあの悪夢が新しい世代によって再び再現される。


ウッズボローで起きた殺人事件。生き残ったシドニーは町を出ていたが、作家となり宣伝のために帰郷していた。しかしそれを機に、2人の女子高生が惨殺され、シドニーの周囲にいる人々が次々と狙われていく。
(DVDジャケット解説)


しっかし…今回の最新作の真犯人、これ俺の知ってる奴かもしんない。


「酷すぎだろ!愛してたのに!」
「うるっさいなあー!黙ってろ!」と腹を蹴とばす真犯人。「エぃッ!」

「(中略)……やめて…」
「あんなに人殺しちゃぁダメじゃなぁぃ…」
(中略)

「それ、何の話だょぉ?」

「アンタなんて!(絶叫) 相手にしてないって…!!」と股間を"パン!"銃で撃ち抜く。うぎぁぁぁぁぁ〜っ!!


と、まあウェス・クレイヴン、鮮血の美学の巨匠は、人の、特に若い女性の、心の内面を暴くことにかけちゃ天下一だから。


「アンタの時は、事件を言葉で語るしかなかったけど、今は…観せる事が出来る。すごい衝撃でしょう?観るしかないわよこれは…もう読む時代は終わったの…

あたしたちこれから…有名になるんだ…予想もつかないくらい…」
(中略)
「見事だったよ…被害者そのもの…」と共犯者。

「そうなの!真に迫ってたでしょう?今日の芝居なんか…入り込み過ぎちゃって現実に思えたもん…あたし、演技の天才かもしんない…」

「なんでこんな事を…」とシドニー。

「………私が今までどんな思いしてきたかわかる?(中略)アンタよ!何かにつけて言われるのは、シドニーがどう、シドニーがこう、シドニー!シドニー!シドニー!…アンタだけいつだって特別扱い!(絶叫) ……今度はあたしの番よ…」

「…自滅するのは目に見えてる…」

「ふんっ!さあ○○○仕上げよ…」
(中略)
と、スクリームシリーズお決まりの、犯人でっちあげ、狂言自演の刺し傷作り…でも、そのナイフは心臓へ…

「…リハーサルと違うじゃない…」と呆然の共犯者。

「マスコミに1番ウケるのは、ただ一人の生存者…あの人(シドニー) がイイ例でしょ?○○○は共犯者、アンタは、計画を立てた…」
と更に 腹まで刺し、仲間は残さず殺害する真犯人。

「友達まで…」とシドニー…

「友達?もういつの時代の人よ!友達なんていらない!ファンが欲しいの………まだわかんない?私の目的はアンタを殺す事じゃない。ズバリ…アンタになる事…。そのためなら自分の母親の命だって惜しくない。オリジナルに忠実でいたいの…。病気だよねぇ…でも病気は…今の普通だから…アンタの時代は終わり…私が有名になる!!(絶叫) ……だって他に何がある?大学入って、大学院に進んで、就職?(嘲笑) 誰もがネットで繋がって、自分の事が語れちゃう時代に、何をすれば注目してもらえると思う?偉業達成なんて…必要ない!……とんでもない事件に巻き込まれればいいだけ…。……だからアンタには死んでもらう。それがルールよ…全て入れ替わった新しいシリーズの…主役になれるのは一人ハッキリ言ってアンタじゃない……

とし(年)くい過ぎ!!!」


この真犯人と同じ考えの奴、やっぱ知ってるわ。ただそいつは自分のリスクはできるだけ回避し、いつも傍観者のふり。でも考え方はこのまんま、同んなし。

でも、やっぱりいつまでもそんなんが続くわけもなく…


「……映画はあの家で終わるはずだったのに…こんなの、バカげてる…」

「別のエンディングってやつよ…あなたに…逃げ道はない…」


と、しっかり天罰は下る。てのが『スクリーム』シリーズの決まりごと。
(^-^)

自分の描く理想の終わり方なんて、だれかの脚を引っ張り続けた人間に訪れる結末じゃない。
そこに待つのは必ずの…もう一つのエンディング。って事だ。

そいつに待っているのは、差し替え&削除シーンが関の山。

ところで今回の犯人の日本語吹替で絶対忘れないグッドな台詞が一つ、かなりこの一言でこの人物とその時代、の人と成りが現されてるように思った。


「言う事きけ───っ!!」


俺はこいつを知ってます。
(; ̄ェ ̄)





※ DVD吹替音声より引用。