※
「ホークは、自分が愛している、または愛そうとする人は皆死ぬ運命なんだと恐れているんだ。君はそれを迷信だと言うかもしれないけれど、彼にとっては、悲しく厳しい現実なんだよ…」
※
今回の小説は…これは 米TVシリーズ('84〜86) のパイロット版にあたる。
主人公のホークが、設計者によって盗まれた超音速攻撃ヘリ『エアーウルフ』を、所有者から取り返して、とお願いされて、取り戻すんだけど、
今度はそのホークが、ベトナムで行方不明の自分の兄ちゃんと引き換えなら!このヘリ返してあげてもいいけど?と、せっかくミッションに成功したにもかかわらず、『エアーウルフ』を隠匿しちゃうわけ、
困った所有者、依頼主、このヘリを飛ばせる優秀なパイロットも必要だし、色々と互いの益を見込んだ取引しない?
兄ちゃん捜すし、金銭援助もする、その代わりうちでそのヘリ飛ばして働きなよ、窃盗で、世界中からお尋ね者で狙われるよりはいいでしょ?と、交換条件出したあたりまでの…『金曜ロードショー』で放送のver.を小説にした話?(大雑把でごめん)
『超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ』(S62/ロン・レナルド原作、増田久雄・小林俊子 訳/勁文社)。
何か ここんとこ、この手の米TVドラマシリーズ 連続しちゃったね、
m(_ _)m
キャラウイールと、アオシマの新世紀合金?かな、俺はエアーウルフも 近年CSやDVDで観た口だけど、好きで、箱ボロボロのが何処かにあります。
実際に飛んじゃう、ラジコン?だかリモコンのエアーウルフもあったんだけど、生活苦により売っとばしちゃいました。
(ToT)/~~~
※
ホークが振り返ると、サンティニは、ジョン(兄) 捜索の自分の役割を説明してくれという顔をしていた。
「手始めに先ず、リビア(日本語吹替では、北アフリカ某国) に行ってもらいたい」
「リビアだって!」
サンティニは驚いて息を止めた。
「冗談も休み休み言え。カダフィの領地じゃないか。奴が俺達を歓迎するとでも思っているのか」
※
まだ、カダフィ大佐 存命の頃の話だね。あの黄金銃を持つ男 の末路を、誰も 想像すら出来なかった頃…
※
「きっと父鷲ね」
ガブリエルが言った。
「一日の仕事に疲れての御帰還だ」
ホークはクスクスと笑ってから、突然黙り込んだ。
ガブリエルは、ホークが何を考えているか分かった。
ホークは、自分がどれ程家族を恋しく思っているか、自分の愛する人達の悲劇的な死の後、常に感じている寂しさはもう忘れたいと話し始めた。
ガブリエルは、ホークに腕を回して優しくキスをして、もし人生の伴侶が必要なら、私は貴方の傍に居る、と言った。ホークはガブリエルにキスを返すと目を見つめて愛を告白した。
ホークは口下手な男だった。だから、彼のプロポーズはぎこちないものだったが、彼女にとっては、かつて耳にしたことのない喜びを伴う美しい言葉だった。
※
ストーリーの骨子より、このホークとガブリエルの切なく儚いラブストーリーに惹かれてしまう…
※
ガブリエルはモフェットの快楽の犠牲となっていた。ガブリエルは、最後の有りったけの力を振り絞って、砂から腕を上げると、男の顔を平手で殴り、同時に蹴飛ばした。ガブリエルの痛みも大変なものだったが、それでもモフェットに一撃を浴びせたかった。
「このケダモノ!」
ガブリエルは、不意の一撃に怯んだモフェットに言った。
「そんなこと言って、後悔するぞ!」
モフェットが怒鳴った。彼の目に、今まで眠っていた狂気が現れてきた。モフェットは、立ち上がり拳銃を抜くと、空中に向け二度発砲し、銃のシリンダーを数回くるくる回して、ガブリエルに狙いを定めた。
「謝れ!」
「ケダモノ!」
ガブリエルが呟いた。
モフェットは引き金を引いた、が、その一発は空砲だった。再びシリンダーを回すと、最後通告を繰り返した。
「謝れ!」
「いやよ!」
モフェットは再び発砲した。今度はその発砲音が、砂漠に大きく響き渡った。
※
ホークの愛するものは全て、彼がそう信じているように、消えて失くなってしまうのか?あまりにも残酷な現実。
※
ホークは、脱兎の如く走り出し、ガブリエル目指して砂丘を下った。膝をついて、ガブリエルの上に身を屈めて日陰を作った。彼女の肩からはまだ血が流れていて、それは柔らかな熱砂を染めていた。彼女は動かなかった。
「ガブリエル」
ホークは優しく呼びかけると、火ぶくれした顔を撫でながら、湧き上がる憤怒をこらえた。
「お願いだ、ガブリエル…」
サンティニが後からやってきて、水筒を手渡した。
ホークは急いで蓋を取ると、ガブリエルの唇と額に、数滴、水を振りかけた。彼女の顔がわずかに歪んだ、ホークは彼女の手首を取って、脈拍を数えた。
ガブリエルは腫れた目を開けて、ホークを見た。
「ホ……ホ……ホ・ホーク」
ガブリエルの声は、枯れてガラガラしていたが、瀕死の状態にあるというのに、笑っているかのように唇を歪めた。頬を優しく撫でてくれるホークの手の感触が、夢ではないことを分からせた。ガブリエルは全気力をこめて、言った。
「来……来……来て…くれる…と思ってい、た」
「駄目だよ。口をきいたら」
ホークが言った。
「ほら、もっと水を飲んでごらん、ゆっくりと」
ホークは水筒をガブリエルの唇にあて、冷たい水を流し込んだ。今や飲み込むということが、ガブリエルにとっては、過酷で辛いことだった。サンティニがホークの横に膝をつき、彼女の肩の傷跡を調べた。
「私は…逃げようと…した…本当よ……で、で、でも、モフェットが───」
「大丈夫だよ」
ホークは彼女の頬を優しく撫でた。
「よく分かっているよ。頼むから、静かにしてくれ。これ以上体力を消耗してはいけない。」
サンティニは、ガブリエルの出血の具合を見てから、脈をとった。
そして、静かにその腕を戻すと、立ち上がって二人から離れた。サンティニは、大きく息を吐くと、自分の恐れが現実にならないようにと、祈るような気持ちで目をつぶった。
「ホーク……また……あの鷲が見たい…」
「見れるよ」
ホークは、そう約束するとガブリエルを抱きかかえ、エアーウルフに運ぼうとした。
「見れるとも」
「あなたのことと……鷲のことと……考えていたの……」
そういうのが精いっぱいだった。ガブリエルはホークの腕の中で、ゆっくりと息を引き取った。
ホークは、まだ彼女を抱き上げてもいなかった。ホークは、あやすように揺すって、自分の胸に引き寄せた。
「死ぬな!ガブリエル、頼むから死ぬんじゃないっ!」
もう、ガブリエルは瞼を開けようとはしなかった。
ホークは、ガブリエルの頬に優しくキスをすると、深い悲しみに激しく体が震え出し、それは、むせび泣きに変わった。
涙が止めどもなく頬を流れ落ち、ホークは、ガブリエルの体をいつまでも抱きしめていた。
「ホーク」
サンティニが、背後に来て静かに言った。
「彼女は死んでしまったんだ」
「約束したんだ」
ホークは、苦悶し、わめいた。
「畜生、あの鷲を見るって約束したのに!」
ホークを慰める言葉は何も無かった。悲痛な苦しみの中で、もがき、泣いている若いパイロットを残して、サンティニは静かに歩きだした。
※
ね!なんかね!そんなに大した小説か?なんて言われてそうだけど…
泣いてしまいましたよ、久々活字追っかけてて…
。・°°・(>_<)・°°・。
すげー長く引用もしちゃってるし。
v(^_^v)♪
…ただ シンプルに心が震えたんだよ。
(^_^)
愛するものが周りから居なくなる、という怖さ、本当すごくよくわかるよ、
独りにしてくれない? てのと、あれ?俺って独りぼっち?てのは同じ独りの状態でも違うからね。
その愛が、大きければそれだけ、ぽっかり空いた穴は何をもってしても埋めようがなく…
もしも代わりが何処かにあったとしても、その空いた穴の形にピッタリと合うわけじゃないから…
君の代わりは何処にも居ない。それなら、他には何もいらない、と なるのだろう…
せめて…、誰かを嘲る、おぞましい、中身の無い 空っぽの風船を平気で空に放つような、そんな人間が目の前に居ないだけでも俺は幸せなのかもね。
そんなんとこの世に、俺とそいつだけ、となったとしても、どんなに相手が美しかろうが絶対に心許さんだろね、
なんなら自ら、滅びを選択する。
※
モフェットはゆっくり近づいて来るヘリコプターの鼻先で揺れている燃料補給注入口に注意を集中した。
「死ね!」
モフェットが引き金を引くと、銃声が大気を揺るがし、注入口の3インチ左に当たった。二発目はもう少し近くに当たったが、エアーウルフのアキレス腱には当たらなかった。
ホークは引き金を握り締めると、モフェットへの攻撃を開始した。彼は無表情で、何の罪悪感もなかった。エアーウルフの全兵器がジープの横にいるモフェットの立っている丘に向かって、集中発射した。三0ミリ機関銃、四0ミリキャノン砲、対地ミサイル、対空ミサイル───そのすべてが砂丘の破壊に向けられ、耳をつんざくばかりの轟音が砂漠を覆った。
砂丘は、真っ黒に焼けただれ、その姿を変えた。
エアーウルフの弾薬は何一つ残されていなかったが、ホークは引き金を引き続けた。彼の目には涙が溜まっていた。
(中略)
「全部、吹き飛んだぜ」
ドミニクが言った。引き金のカチカチという音がいつまでもやまないので、ホークの肩に手をやり、言い聞かせた。
「ストリング!終わったんだ、さあ、行こう!」
※
※ 引用。
「ホークは、自分が愛している、または愛そうとする人は皆死ぬ運命なんだと恐れているんだ。君はそれを迷信だと言うかもしれないけれど、彼にとっては、悲しく厳しい現実なんだよ…」
※
今回の小説は…これは 米TVシリーズ('84〜86) のパイロット版にあたる。
主人公のホークが、設計者によって盗まれた超音速攻撃ヘリ『エアーウルフ』を、所有者から取り返して、とお願いされて、取り戻すんだけど、
今度はそのホークが、ベトナムで行方不明の自分の兄ちゃんと引き換えなら!このヘリ返してあげてもいいけど?と、せっかくミッションに成功したにもかかわらず、『エアーウルフ』を隠匿しちゃうわけ、
困った所有者、依頼主、このヘリを飛ばせる優秀なパイロットも必要だし、色々と互いの益を見込んだ取引しない?
兄ちゃん捜すし、金銭援助もする、その代わりうちでそのヘリ飛ばして働きなよ、窃盗で、世界中からお尋ね者で狙われるよりはいいでしょ?と、交換条件出したあたりまでの…『金曜ロードショー』で放送のver.を小説にした話?(大雑把でごめん)
『超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ』(S62/ロン・レナルド原作、増田久雄・小林俊子 訳/勁文社)。
何か ここんとこ、この手の米TVドラマシリーズ 連続しちゃったね、
m(_ _)m
キャラウイールと、アオシマの新世紀合金?かな、俺はエアーウルフも 近年CSやDVDで観た口だけど、好きで、箱ボロボロのが何処かにあります。
実際に飛んじゃう、ラジコン?だかリモコンのエアーウルフもあったんだけど、生活苦により売っとばしちゃいました。
(ToT)/~~~
※
ホークが振り返ると、サンティニは、ジョン(兄) 捜索の自分の役割を説明してくれという顔をしていた。
「手始めに先ず、リビア(日本語吹替では、北アフリカ某国) に行ってもらいたい」
「リビアだって!」
サンティニは驚いて息を止めた。
「冗談も休み休み言え。カダフィの領地じゃないか。奴が俺達を歓迎するとでも思っているのか」
※
まだ、カダフィ大佐 存命の頃の話だね。あの黄金銃を持つ男 の末路を、誰も 想像すら出来なかった頃…
※
「きっと父鷲ね」
ガブリエルが言った。
「一日の仕事に疲れての御帰還だ」
ホークはクスクスと笑ってから、突然黙り込んだ。
ガブリエルは、ホークが何を考えているか分かった。
ホークは、自分がどれ程家族を恋しく思っているか、自分の愛する人達の悲劇的な死の後、常に感じている寂しさはもう忘れたいと話し始めた。
ガブリエルは、ホークに腕を回して優しくキスをして、もし人生の伴侶が必要なら、私は貴方の傍に居る、と言った。ホークはガブリエルにキスを返すと目を見つめて愛を告白した。
ホークは口下手な男だった。だから、彼のプロポーズはぎこちないものだったが、彼女にとっては、かつて耳にしたことのない喜びを伴う美しい言葉だった。
※
ストーリーの骨子より、このホークとガブリエルの切なく儚いラブストーリーに惹かれてしまう…
※
ガブリエルはモフェットの快楽の犠牲となっていた。ガブリエルは、最後の有りったけの力を振り絞って、砂から腕を上げると、男の顔を平手で殴り、同時に蹴飛ばした。ガブリエルの痛みも大変なものだったが、それでもモフェットに一撃を浴びせたかった。
「このケダモノ!」
ガブリエルは、不意の一撃に怯んだモフェットに言った。
「そんなこと言って、後悔するぞ!」
モフェットが怒鳴った。彼の目に、今まで眠っていた狂気が現れてきた。モフェットは、立ち上がり拳銃を抜くと、空中に向け二度発砲し、銃のシリンダーを数回くるくる回して、ガブリエルに狙いを定めた。
「謝れ!」
「ケダモノ!」
ガブリエルが呟いた。
モフェットは引き金を引いた、が、その一発は空砲だった。再びシリンダーを回すと、最後通告を繰り返した。
「謝れ!」
「いやよ!」
モフェットは再び発砲した。今度はその発砲音が、砂漠に大きく響き渡った。
※
ホークの愛するものは全て、彼がそう信じているように、消えて失くなってしまうのか?あまりにも残酷な現実。
※
ホークは、脱兎の如く走り出し、ガブリエル目指して砂丘を下った。膝をついて、ガブリエルの上に身を屈めて日陰を作った。彼女の肩からはまだ血が流れていて、それは柔らかな熱砂を染めていた。彼女は動かなかった。
「ガブリエル」
ホークは優しく呼びかけると、火ぶくれした顔を撫でながら、湧き上がる憤怒をこらえた。
「お願いだ、ガブリエル…」
サンティニが後からやってきて、水筒を手渡した。
ホークは急いで蓋を取ると、ガブリエルの唇と額に、数滴、水を振りかけた。彼女の顔がわずかに歪んだ、ホークは彼女の手首を取って、脈拍を数えた。
ガブリエルは腫れた目を開けて、ホークを見た。
「ホ……ホ……ホ・ホーク」
ガブリエルの声は、枯れてガラガラしていたが、瀕死の状態にあるというのに、笑っているかのように唇を歪めた。頬を優しく撫でてくれるホークの手の感触が、夢ではないことを分からせた。ガブリエルは全気力をこめて、言った。
「来……来……来て…くれる…と思ってい、た」
「駄目だよ。口をきいたら」
ホークが言った。
「ほら、もっと水を飲んでごらん、ゆっくりと」
ホークは水筒をガブリエルの唇にあて、冷たい水を流し込んだ。今や飲み込むということが、ガブリエルにとっては、過酷で辛いことだった。サンティニがホークの横に膝をつき、彼女の肩の傷跡を調べた。
「私は…逃げようと…した…本当よ……で、で、でも、モフェットが───」
「大丈夫だよ」
ホークは彼女の頬を優しく撫でた。
「よく分かっているよ。頼むから、静かにしてくれ。これ以上体力を消耗してはいけない。」
サンティニは、ガブリエルの出血の具合を見てから、脈をとった。
そして、静かにその腕を戻すと、立ち上がって二人から離れた。サンティニは、大きく息を吐くと、自分の恐れが現実にならないようにと、祈るような気持ちで目をつぶった。
「ホーク……また……あの鷲が見たい…」
「見れるよ」
ホークは、そう約束するとガブリエルを抱きかかえ、エアーウルフに運ぼうとした。
「見れるとも」
「あなたのことと……鷲のことと……考えていたの……」
そういうのが精いっぱいだった。ガブリエルはホークの腕の中で、ゆっくりと息を引き取った。
ホークは、まだ彼女を抱き上げてもいなかった。ホークは、あやすように揺すって、自分の胸に引き寄せた。
「死ぬな!ガブリエル、頼むから死ぬんじゃないっ!」
もう、ガブリエルは瞼を開けようとはしなかった。
ホークは、ガブリエルの頬に優しくキスをすると、深い悲しみに激しく体が震え出し、それは、むせび泣きに変わった。
涙が止めどもなく頬を流れ落ち、ホークは、ガブリエルの体をいつまでも抱きしめていた。
「ホーク」
サンティニが、背後に来て静かに言った。
「彼女は死んでしまったんだ」
「約束したんだ」
ホークは、苦悶し、わめいた。
「畜生、あの鷲を見るって約束したのに!」
ホークを慰める言葉は何も無かった。悲痛な苦しみの中で、もがき、泣いている若いパイロットを残して、サンティニは静かに歩きだした。
※
ね!なんかね!そんなに大した小説か?なんて言われてそうだけど…
泣いてしまいましたよ、久々活字追っかけてて…
。・°°・(>_<)・°°・。
すげー長く引用もしちゃってるし。
v(^_^v)♪
…ただ シンプルに心が震えたんだよ。
(^_^)
愛するものが周りから居なくなる、という怖さ、本当すごくよくわかるよ、
独りにしてくれない? てのと、あれ?俺って独りぼっち?てのは同じ独りの状態でも違うからね。
その愛が、大きければそれだけ、ぽっかり空いた穴は何をもってしても埋めようがなく…
もしも代わりが何処かにあったとしても、その空いた穴の形にピッタリと合うわけじゃないから…
君の代わりは何処にも居ない。それなら、他には何もいらない、と なるのだろう…
せめて…、誰かを嘲る、おぞましい、中身の無い 空っぽの風船を平気で空に放つような、そんな人間が目の前に居ないだけでも俺は幸せなのかもね。
そんなんとこの世に、俺とそいつだけ、となったとしても、どんなに相手が美しかろうが絶対に心許さんだろね、
なんなら自ら、滅びを選択する。
※
モフェットはゆっくり近づいて来るヘリコプターの鼻先で揺れている燃料補給注入口に注意を集中した。
「死ね!」
モフェットが引き金を引くと、銃声が大気を揺るがし、注入口の3インチ左に当たった。二発目はもう少し近くに当たったが、エアーウルフのアキレス腱には当たらなかった。
ホークは引き金を握り締めると、モフェットへの攻撃を開始した。彼は無表情で、何の罪悪感もなかった。エアーウルフの全兵器がジープの横にいるモフェットの立っている丘に向かって、集中発射した。三0ミリ機関銃、四0ミリキャノン砲、対地ミサイル、対空ミサイル───そのすべてが砂丘の破壊に向けられ、耳をつんざくばかりの轟音が砂漠を覆った。
砂丘は、真っ黒に焼けただれ、その姿を変えた。
エアーウルフの弾薬は何一つ残されていなかったが、ホークは引き金を引き続けた。彼の目には涙が溜まっていた。
(中略)
「全部、吹き飛んだぜ」
ドミニクが言った。引き金のカチカチという音がいつまでもやまないので、ホークの肩に手をやり、言い聞かせた。
「ストリング!終わったんだ、さあ、行こう!」
※
※ 引用。
コメント
コメント一覧 (1)
d(^_^o)
そうね、今は歌は…友情や愛情や、己の欲の為なら、あっちにフラフラ、こっちにいい顔…そんなんばっかりが実は本音だと、見てしまってからは…
また歌う為には、その為の愛や、友情についての考え方の再構築、ってところなので、
歌とはまた違うこと?活字の世界だったり、手元に置いておきたい、高野十座の考え、スタイルを、形にしたいと思ってる。
ガキん頃からの夢でもあるし…
(^-^)
ところで、今日は、
上板のメメちゃん(猫♀) のとこへ薬を買いに。
(^ー^)v
大雨だから、と、傘持って、Beanブーツ履いて、重装備で外へ…
バス停まで歩くその間に、雨 止む。
(~_~;)
たまーに洗濯すれば必ず雨になるのに、外に出ると何で?いつも絶対雨 止む?
どんだけ晴れ男?
v(^_^v)♪
メメちゃんは、最近、俺の声覚えたらしく「メメちゃん!」って呼ぶと、隠れた毛布の下でビクンっ!と…
「お美人でしゅねぇ〜」と帰ってきました。
招き猫、です。
(^_^)ニャー
高野十座
(しかし、今年に入ってからは、食費は全部薬代に回ってる)
(-。-;