※「何か問題でも?」
ウィルスンは頭を上げながら、窓の外を見た。エンジンカバーはもとにもどっていた。「くそ、ちょっと待ってくれ」気力がつきるまえに言い返す。「あいつがエンジンカバーを剥がしていたんだ」
「ミスター・ウィルスン、もし、あなたが
ーーー」
「エンジンカバーを剥がそうとしていた、と言っているのがわからないのか」
スチュワーデスと同じ、やれやれ困ったなという態度で、パイロットはじっとウィルスンを見つめながら立っている。ウィルスンの頭に血が上った。
「あいつを見たと言ってるんだ!」と怒鳴る。自分の声に、はっと我に返る。
すぐさま、パイロットがかれのそばにかがみこんだ。「ミスター・ウィルスン、お静かに」彼は言い聞かせた。「わかりました、目撃されたのですね。ただ、この機には大勢のかたが乗っています。それをお忘れなく。乗客をパニックに陥れるわけにはいきません」
ウィルスンは最初、わけがわからず激しく首を振った。
「つまりーーーきみも、あいつを見たのか?
」
「もちろんですとも」パイロットは答えた。
.。o○o。.★.。o○o。.☆
リチャード・マシスンの傑作短編にして古典
、『二万フィートの悪夢』。
深夜のモノクロ放送で観た記憶ない? もしくはCSでとか?
スタートレックのカーク船長でおなじみ、ウイリアム・シャトナーが、
…旅客機の窓側の席なんだけど…ふと外を見れば、何か!が翼の上を這い回り、エンジンを破壊しようとしている…
しかしその何か!の姿は
ウィルスン(シャトナー) にしか見えてない。
神経症を文章にしたとしか思えないマシスンの原作を、これまたそれにしかみえない危ない芝居で、若き日のシャトナーが「ミステリ
ーゾーン」('63/二万フィートの戦慄)で見事に演じ切った。
時代が時代だから、色々ショボかったりもしてるけど、何度目かの深夜の再放送で初めて観たその日から、このストーリーを忘れたことなかったわ…
今観ると、CGじゃない アナログの怖さがあるよ、モノクロ(25分) がそれに拍車をかけてる。
ビデオや、CSで放送されるたび何度でも観
ちゃってたなぁ~。
そんな思い入れのある一本。
DVDも発売されてるから興味わいたら是非
。
.。o○.。o○.。o○.。o○
…今回は、
リチャード・マシスン原作【運命のボタン】(ハヤカワ文庫) 、
当アンソロジーの中のこの有名な作品をLog.らせてね。
これは前出のTVドラマの原作。
この作品って、短編ながらマシスンの魅力の伝わりやすい作品だと思うんだけど、賛否ありそうね…
俺は、飛行機に乗る度にこの話 思い出すんだよ、
だからなるだけ窓際の席は取らない。
(゚o゚;;
翼のあたりの座席なんて言わずもがな…
!(◎_◎;)
たぶん、俺にも見えそうだから…
( ̄◇ ̄;)
前回 飛行機に乗った時なんて、気圧かなんかで頭ったま痛くて、うんうん唸ってた記憶があるんだけど…
チラッと見た気もするもんね、翼の上の何か
。
窓際だったし、
どんな奴だったかな?えっと…
(。-_-。)
※ガラスの厚みでへだてられた窓のすぐ外から、あいつがこちらを見つめていた。
不気味で悪意にみちたその顔は、人間のものではなかった。皮膚は薄汚れ、大きな毛穴が目立ちざらついている。つぶれた鼻は、まるで白い肉の塊のようだ。不恰好でゆがんだ唇のあいだから、異様な大きさのねじくれた歯がはみ出している。落ちくぼんだ小さな目は
ーーー瞬きひとつしない。全身はもつれて渦巻いている体毛におおわれ、耳や鼻からも毛の房がのび、毛が頬にもひろがってまるで鳥のようだ。
鳥のような、の箇所を除けば、南○住の交差点で俺に500円たかって来たオッチャンがそれに近い。
あれ?あのオッチャンがグレムリンかもしんない???
そ〜なのぉ〜!!(;▽;)
映像でも、翼の上の怪物は作業服みたいの着てたわ、そのチープなとこが好きなんだよね
…
これは、劇場版
【トワイライトゾーン 超次元の体験】('83) の中の一本としても、ジョン・リスゴー主演でリメイクされて、
そん時は、怪物は 原作に忠実ながら、どこか洗練され過ぎてて、
どっちかと言えば美しかった記憶あるから、
南○住 版のが近いでしょ。元い、TV版のが俺は雰囲気あると思う…
だって、作業服着て、目の小さい豚鼻のオッチャンが、
飛んでる飛行機の翼の上でポリポリ身体を掻きむしってたら怖いよ、ぜったい。
でしょ!σ(^_^;)
日常だけど非日常…。
実家に帰る時には(戻る時も)、どーしても飛行機で、その度 この話を思い出す理由は、
この"翼の上のグレムリン"は自分にとってのトラウマってことなんかね?
でもどこか愛すべきモンスターだと思うんだよ、
両手握りしめて、離陸するまで、着陸するまで、ブルブル震えてる人は皆、
このグレムリンとご友人なのでは?と想像しちゃ、楽しんでる。そんな俺が居るから…
あ?高野十座もグレムリンとお友達?
そりゃもちろん。(^з^)-☆
ブルブル…(⌒-⌒; )…ガクガク
ウィルスンは頭を上げながら、窓の外を見た。エンジンカバーはもとにもどっていた。「くそ、ちょっと待ってくれ」気力がつきるまえに言い返す。「あいつがエンジンカバーを剥がしていたんだ」
「ミスター・ウィルスン、もし、あなたが
ーーー」
「エンジンカバーを剥がそうとしていた、と言っているのがわからないのか」
スチュワーデスと同じ、やれやれ困ったなという態度で、パイロットはじっとウィルスンを見つめながら立っている。ウィルスンの頭に血が上った。
「あいつを見たと言ってるんだ!」と怒鳴る。自分の声に、はっと我に返る。
すぐさま、パイロットがかれのそばにかがみこんだ。「ミスター・ウィルスン、お静かに」彼は言い聞かせた。「わかりました、目撃されたのですね。ただ、この機には大勢のかたが乗っています。それをお忘れなく。乗客をパニックに陥れるわけにはいきません」
ウィルスンは最初、わけがわからず激しく首を振った。
「つまりーーーきみも、あいつを見たのか?
」
「もちろんですとも」パイロットは答えた。
.。o○o。.★.。o○o。.☆
リチャード・マシスンの傑作短編にして古典
、『二万フィートの悪夢』。
深夜のモノクロ放送で観た記憶ない? もしくはCSでとか?
スタートレックのカーク船長でおなじみ、ウイリアム・シャトナーが、
…旅客機の窓側の席なんだけど…ふと外を見れば、何か!が翼の上を這い回り、エンジンを破壊しようとしている…
しかしその何か!の姿は
ウィルスン(シャトナー) にしか見えてない。
神経症を文章にしたとしか思えないマシスンの原作を、これまたそれにしかみえない危ない芝居で、若き日のシャトナーが「ミステリ
ーゾーン」('63/二万フィートの戦慄)で見事に演じ切った。
時代が時代だから、色々ショボかったりもしてるけど、何度目かの深夜の再放送で初めて観たその日から、このストーリーを忘れたことなかったわ…
今観ると、CGじゃない アナログの怖さがあるよ、モノクロ(25分) がそれに拍車をかけてる。
ビデオや、CSで放送されるたび何度でも観
ちゃってたなぁ~。
そんな思い入れのある一本。
DVDも発売されてるから興味わいたら是非
。
.。o○.。o○.。o○.。o○
…今回は、
リチャード・マシスン原作【運命のボタン】(ハヤカワ文庫) 、
当アンソロジーの中のこの有名な作品をLog.らせてね。
これは前出のTVドラマの原作。
この作品って、短編ながらマシスンの魅力の伝わりやすい作品だと思うんだけど、賛否ありそうね…
俺は、飛行機に乗る度にこの話 思い出すんだよ、
だからなるだけ窓際の席は取らない。
(゚o゚;;
翼のあたりの座席なんて言わずもがな…
!(◎_◎;)
たぶん、俺にも見えそうだから…
( ̄◇ ̄;)
前回 飛行機に乗った時なんて、気圧かなんかで頭ったま痛くて、うんうん唸ってた記憶があるんだけど…
チラッと見た気もするもんね、翼の上の何か
。
窓際だったし、
どんな奴だったかな?えっと…
(。-_-。)
※ガラスの厚みでへだてられた窓のすぐ外から、あいつがこちらを見つめていた。
不気味で悪意にみちたその顔は、人間のものではなかった。皮膚は薄汚れ、大きな毛穴が目立ちざらついている。つぶれた鼻は、まるで白い肉の塊のようだ。不恰好でゆがんだ唇のあいだから、異様な大きさのねじくれた歯がはみ出している。落ちくぼんだ小さな目は
ーーー瞬きひとつしない。全身はもつれて渦巻いている体毛におおわれ、耳や鼻からも毛の房がのび、毛が頬にもひろがってまるで鳥のようだ。
鳥のような、の箇所を除けば、南○住の交差点で俺に500円たかって来たオッチャンがそれに近い。
あれ?あのオッチャンがグレムリンかもしんない???
そ〜なのぉ〜!!(;▽;)
映像でも、翼の上の怪物は作業服みたいの着てたわ、そのチープなとこが好きなんだよね
…
これは、劇場版
【トワイライトゾーン 超次元の体験】('83) の中の一本としても、ジョン・リスゴー主演でリメイクされて、
そん時は、怪物は 原作に忠実ながら、どこか洗練され過ぎてて、
どっちかと言えば美しかった記憶あるから、
南○住 版のが近いでしょ。元い、TV版のが俺は雰囲気あると思う…
だって、作業服着て、目の小さい豚鼻のオッチャンが、
飛んでる飛行機の翼の上でポリポリ身体を掻きむしってたら怖いよ、ぜったい。
でしょ!σ(^_^;)
日常だけど非日常…。
実家に帰る時には(戻る時も)、どーしても飛行機で、その度 この話を思い出す理由は、
この"翼の上のグレムリン"は自分にとってのトラウマってことなんかね?
でもどこか愛すべきモンスターだと思うんだよ、
両手握りしめて、離陸するまで、着陸するまで、ブルブル震えてる人は皆、
このグレムリンとご友人なのでは?と想像しちゃ、楽しんでる。そんな俺が居るから…
あ?高野十座もグレムリンとお友達?
そりゃもちろん。(^з^)-☆
ブルブル…(⌒-⌒; )…ガクガク

コメント
コメント一覧 (5)
その飛行機が離陸したあと、
何故かディッキーが写真撮ろうって…
ディッキーの座席と戸口さん(タイガー)の座席の間(つまり通路)で、
東スポのカメラマンさんに撮っていただいて、
後日何枚か焼いてくださった写真のうち、一枚を、
「カイオート(俺はそう外国人選手達に呼ばれてた。)、プレゼント!!」ってディッキーが俺にくれたんだよね。
結局それが、ディッキーと俺が唯一、
一緒に写る写真になった…
大切な 宝物。
高野十座
(戸口さんが、俺も入れろ!って無理くり入ってきたので 結局3ショット。戸口さんにも すごくお世話になりました。)
レスラー見ました。ありがとうございました。
昨日も先生は釣果バツグンでしたね、さすがです。
やっと今年、一緒に釣りに行くの、楽しみにしています。
高野十座
地元の人にも聞いたのですが、わからないといっていました。最近増えてきた魚だということです。
塩焼きにしたらおいしかったですよ。
(−_−#)
なんだか…環境がどんどん変化しているみたいですね、
ちょっと怖い気もします。
(゚o゚;;
高野十座