長い事、封印されてたね…『ジャングル黒べえ』藤子・F・不二雄著…
この度めでたく、小学館の全集から…完全復刻!!
以前Log.の『オバケのQ太郎』(タグ検) にも匹敵の、スーパー完全版っすよ…
何しろ、【毎日新聞・大阪版】の四コマ漫画版まで収録されてんだから凄い!!
(ーー;)…
皆さんもう、全然知らないでしょ?
『…黒べえ』って何?って世界じゃない?
俺も、この作品が封印されてるのを知ってから、アニメを復習した程度で…
あ、アニメももちろん封印でしたね…
物語は…『オバQ』みたいに抗議があったとかそんなんじゃないらしい…
オバQ内の1エピソード「国際オバケ連合」の封印により、なんとなく黒人が登場する作品が色々ダメ、みたいになってって…
なんかね、はっきりとした理由なく、時代の空気に流されて…とか、そんな感じかな…
ほら、カルピスのロゴマークとか、ダッコちゃん、ちびくろサンボとか…
今でいう自主規制かな…
当時はなんだか軒並み、十把一絡げにされちゃった風…
この『…黒べえ』…ストーリーはすごくハートフル?だと思うんだよね…
主人公の"しし男"は、クラスメートの"タイガー"(ほぼジャイアン系) と賭けをする…
お手製の、犬小屋を改造した巣箱に、一週間以内に鳥を入れられなければ、げんこつ30発だと…
約束の夕方5時までは、まだ時間がある!と淡い期待を胸に、自宅に戻る"しし男"…
巣箱を覗き込めば…何やら中に…
「何を騒いでるの。」とお母さん…
…大喜びの"しし男"…
「どれどれ、たしかめてやる。」と好奇心一杯のお父さん…
すると…ウラウラッ!!巣箱を覗き込むお父さんの鼻を何かが槍で突つく…
慌てて"しし男" が薬箱を持ってくるが……パッ!
「あれっ?どっかに消えちゃった…」…
巣箱の中には…黄色で赤で真っ黒でやりみたいなくちばしでウラウラと鳴く…
「そんな鳥 図鑑に出てないなあ。」とお父さん…
新種かもしれないと、ご飯を持って巣箱の観察をする"しし男"…
またもやパッ!とご飯は消え、巣箱から…ウラウラッ。と"黒べえ"登場!!
「おれ、王様の息子。ピリミー族の魔法使い。
ジャングルからほえる鳥(ジェット機)につかまって飛んできた。
さむくてはらへって落ちた、ここの庭だった。
おまえ家くれた。薬くれた。食べ物くれた。
命の恩人!!この恩返すまで帰らない。」…
と、まあこんな出会い…
何で封印?ってなるでしょ…
細かな設定もグッとくるし…
"黒べえ"は恩返しする為に、"しし男"の家に来たとき【恩返しの穴】を掘ったんだけど…
「おぼえてるか、黒べえきたときほった、恩がえしのあな」…と穴を指差す"黒べえ"…
「うん、おぼえてる。」と"しし男"…
「黒べえ、しし男に命助けられた。大きな恩 かえさねばならない。
しし男のため なにかするたびに、小石ひとつあなに入れる。
あないっぱいになったら 恩がえし終わる。」…
どう?何て美しい話!!!
"黒べえ"は『さよなら黒べえ』の巻で、
魔法試験を受ける為にピリミーに帰らなくてはならない…
その試験を受けないと、魔法使いの資格を失い、永久に故郷へは戻れなくなる…
「そりゃ大変だ、すぐ帰れ。」
「恩かえすまで帰らないとちかった!!」
「どうすりゃいいんだよ!!」
「わからないからなやんでる。ウラ〜、黒べえ 頭こわれる。」
…このお話の続きは本書を読んでね…
※「 」台詞は、『ジャングル黒べえ』(小学館、藤子・F・不二雄 大全集)より引用。
子供時代に、こんな素敵な作品…"黒べえ" と出会って大人になったら…
もすこし、まともな漢(おとこ) が、世の中に増えたかもね…
…封印してる場合じゃない!!
「恩を わすれるものは、けだものにもおとる。」…
と、"黒べえ" が言ってます…
(^O^)/
とても素敵な作品の封印が、
またひとつ…
解かれました…
ウラウラ〜ベッカンコ〜!!
ヾ(@⌒ー⌒@)ノ…
この度めでたく、小学館の全集から…完全復刻!!
以前Log.の『オバケのQ太郎』(タグ検) にも匹敵の、スーパー完全版っすよ…
何しろ、【毎日新聞・大阪版】の四コマ漫画版まで収録されてんだから凄い!!
(ーー;)…
皆さんもう、全然知らないでしょ?
『…黒べえ』って何?って世界じゃない?
俺も、この作品が封印されてるのを知ってから、アニメを復習した程度で…
あ、アニメももちろん封印でしたね…
物語は…『オバQ』みたいに抗議があったとかそんなんじゃないらしい…
オバQ内の1エピソード「国際オバケ連合」の封印により、なんとなく黒人が登場する作品が色々ダメ、みたいになってって…
なんかね、はっきりとした理由なく、時代の空気に流されて…とか、そんな感じかな…
ほら、カルピスのロゴマークとか、ダッコちゃん、ちびくろサンボとか…
今でいう自主規制かな…
当時はなんだか軒並み、十把一絡げにされちゃった風…
この『…黒べえ』…ストーリーはすごくハートフル?だと思うんだよね…
主人公の"しし男"は、クラスメートの"タイガー"(ほぼジャイアン系) と賭けをする…
お手製の、犬小屋を改造した巣箱に、一週間以内に鳥を入れられなければ、げんこつ30発だと…
約束の夕方5時までは、まだ時間がある!と淡い期待を胸に、自宅に戻る"しし男"…
巣箱を覗き込めば…何やら中に…
「何を騒いでるの。」とお母さん…
…大喜びの"しし男"…
「どれどれ、たしかめてやる。」と好奇心一杯のお父さん…
すると…ウラウラッ!!巣箱を覗き込むお父さんの鼻を何かが槍で突つく…
慌てて"しし男" が薬箱を持ってくるが……パッ!
「あれっ?どっかに消えちゃった…」…
巣箱の中には…黄色で赤で真っ黒でやりみたいなくちばしでウラウラと鳴く…
「そんな鳥 図鑑に出てないなあ。」とお父さん…
新種かもしれないと、ご飯を持って巣箱の観察をする"しし男"…
またもやパッ!とご飯は消え、巣箱から…ウラウラッ。と"黒べえ"登場!!
「おれ、王様の息子。ピリミー族の魔法使い。
ジャングルからほえる鳥(ジェット機)につかまって飛んできた。
さむくてはらへって落ちた、ここの庭だった。
おまえ家くれた。薬くれた。食べ物くれた。
命の恩人!!この恩返すまで帰らない。」…
と、まあこんな出会い…
何で封印?ってなるでしょ…
細かな設定もグッとくるし…
"黒べえ"は恩返しする為に、"しし男"の家に来たとき【恩返しの穴】を掘ったんだけど…
「おぼえてるか、黒べえきたときほった、恩がえしのあな」…と穴を指差す"黒べえ"…
「うん、おぼえてる。」と"しし男"…
「黒べえ、しし男に命助けられた。大きな恩 かえさねばならない。
しし男のため なにかするたびに、小石ひとつあなに入れる。
あないっぱいになったら 恩がえし終わる。」…
どう?何て美しい話!!!
"黒べえ"は『さよなら黒べえ』の巻で、
魔法試験を受ける為にピリミーに帰らなくてはならない…
その試験を受けないと、魔法使いの資格を失い、永久に故郷へは戻れなくなる…
「そりゃ大変だ、すぐ帰れ。」
「恩かえすまで帰らないとちかった!!」
「どうすりゃいいんだよ!!」
「わからないからなやんでる。ウラ〜、黒べえ 頭こわれる。」
…このお話の続きは本書を読んでね…
※「 」台詞は、『ジャングル黒べえ』(小学館、藤子・F・不二雄 大全集)より引用。
子供時代に、こんな素敵な作品…"黒べえ" と出会って大人になったら…
もすこし、まともな漢(おとこ) が、世の中に増えたかもね…
…封印してる場合じゃない!!
「恩を わすれるものは、けだものにもおとる。」…
と、"黒べえ" が言ってます…
(^O^)/
とても素敵な作品の封印が、
またひとつ…
解かれました…
ウラウラ〜ベッカンコ〜!!
ヾ(@⌒ー⌒@)ノ…
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