俺押し、次世代の女子レスラーの一人、華名選手のコラム『カナヤケド、ナニカ?』(ゆず 華名 通信#8 / 週間プロレスNo.1623)より、


こんな言い方したら、嫌な気持ちになる"プロレス・マスコミ"の方も居ると思うけど、まずこれだけはハッキリさせておきたい。

「プロレス・マスコミは無くてもプロレスは存在できる。しかし、プロレス無くしてプロレス・マスコミは存在できへん」

もちろん、プロレス・マスコミのおかげで社会への宣伝や影響力があるのも事実や。せやけどなんでこんなことを最初に提示したかというと、

なかには勘違い甚だしく干渉してくるヤツが居るから。

例えば、ある時から選手や団体が人気を得だしたとする。すると、その切っ掛けはオレのおかげやと言わんばかりのヤツが居るねん…。

ま、自分だけが思ってる分には構わんと思う。けど、プロレス・ファンの目や耳に触れるように自己顕示(笑)したり、レスラーである私の耳に入ったりもする。

かと言って、プッシュしていても人気が出なかった場合は、オレのプッシュが悪くて人気が出なかったスマンとは言わん。

人気が出ればオレのおかげ、人気が出なけりゃ知らんぷり、

そんな都合のいい便乗あるかいなと。


だね、華名、まだ若いけど、しっかりセンターして、好いタレントだわ。

普通さ、こんな風に感じるのは、分けられた二種類のどっちか側、に居てこそだもん。

結局人間てのは、する側と乗っかる側、の二種類しかいないから。

でもさ、自分だって出来る、と思いたいもんだろ?乗っかるしか、出来ない人もさ、

だから、売れたハードは、俺がこんだけこことか、ここも、や・っ・て・や・っ・た・から!

売れない場合は、これはもうソフトが死んでるからどーしようもない、とか言い出す。

結局は、何もない所から 発明、はしないで既存(あり) ものに 乗っかる、だけの人なのに、

自分の人生は、お値段の張る学歴も、家柄もお高いのだから、ガヤ(その他大勢) なわけない、これは俺様あってこその成功なんだよ、

と、思いたいわけ。

それを認めてもらい、賞賛も得たいし。

それ全部、運だけ。親に、家に乗っかって来ただけ、なんだけどね…

なのにどーしても自分がエキストラだとは信じられない。

でも、同じ位の人間なんてどこにだってゴマンと居る、ってことは絶対に思わない。

そして神様は、自分にだけは特別な好意を寄せてくれてると、信じてもいる。

いや、信じたい。

たがら、どんな幸運も、それが成功なら自分のおかげになるし、失敗なら、誰かの…何かのせい、となるわけ。

でっかい会社に乗っかるか!潰れない親方日の丸に乗っかるか!だってそれは俺がエリートなんだし、それだけ努力してきたんだし、って意識が彼らのプライドだから。

家も無い、食べ物も無い、学歴を買えない…勉強も、運動も、アートも、それをするチャンスをもらえない人なんて山ほど居る。

でも、そんな中にも、出来る人間はたくさんいて…

つまり、親から 努力するチャンスを、買ってもらえない子供だって大勢居るんだって事。

だから、血統書付きの俺が手伝ってやったので、野良のお前らも当然!売れた、と思いたい。

こんな風にスタートラインは決して平等ではないから、
自分は 随分前から走り出したんだから、後方からトボトボやって来た薄汚い野良に抜かれ しかも追いつけてもいない、遠く及びもしない自分なんて想像すらできない。

て、考えなんだろね。

有り。から、上前をハネる。がその人の染み付いた基本形、なのでね…

無、から、夢(む)を産む、なんて生き様は持ち合わせてないんだね。

なるほど…あんなに大化け(成功) しそうだった『SMASH』は、こーして解散し、選手だけは皆残り、再編し、再出発するわけだ。

プロレスは、独りじゃ絶対にできないから、選手だけは何があっても必要だもんな…

歌い手は、独りでも出来るから、俺の今、も必然てことだ。

皆、同じこと感じてんだよ…(-。-;







※ 引用。