ウルトラマン(41年/円谷) に登場する『ウー』(30話)。【56年度版・全怪獣怪人大百科】(ケイブンシャ) によれば、

飯田山に住む少女・ユキの母親が化身した伝説怪獣。風速2000mの大風を巻き起こす。
身・40m 重・ゼロ


とある。ウルトラマンの中でも30話は、ジャミラ(23話) やシーボーズ(35話) と並んで屈指の名作だと思う回の怪獣だ。

またこのBANDAIのソフビ(#56・絶版) も名作の一体。
高さ15cmほど、胸部のV字カットが斬新。クリーミィなキナリ成形、手足顔が茶灰で塗られてる。毛並みの表現も造形彩色共に美しく古い陶器の日本人形を思わせる。

顔の表情も、三白眼にへの地口、見事に再現されててお猿さんの様。額は殆ど無くその整然と流れるオールバックに知性を感じる怪獣だ。可愛いらしいので、もう少し黒目が小さければ、本編そっくりのおどろしさ、も出るんじゃないかと思う。

このソフビ、今の子供達には人気なかったのか?でも絶対に再販すべき名作なんと違う?

なんなら二代目の雄?A(47年・42話) もリクエストしたい。
(^_-)

…双葉社【ウルトラの常識】('11) によれば、

正体は愛の化身?

計測された体重が「ゼロ」だったことからも、ウーは通常の生物とは違う、精霊や妖怪といった霊的な存在だったと推測される。雪ん子の死亡後、彼女を守るようにウーが現れるようになったことを考えると、母の娘を思う気持ちが、その身を怪獣と化したとも思える。しかし、雪ん子が力尽きたと同時に咆哮をあげて消失し、その後、二度と出現することはなかったため、その真相は謎のままだ。


俺はウーを思う時は、いつもヒドラ(20話)や、『スペクトルマン』(46年/Pプロ) のクルマニクラス(23・24話) の回を思い出すんだけど…あと80(55年) の妄想セブンとか…

子供が死に直面するとか、魂に、命にまつわる そんな話の回はいつも何故か忘れない。

孤独で切ない哀歌、エレジーが心に流れる。

そんな『ウー』のソフビは傑作。\(^o^)/







※ 引用。