「自分が客席にいたとして、自分を見てカッコイイと思えるかどうか?」…なんて考えてる選手は〜たぶん人気は出ない。自分はあくまでも自分であるし、客は自分ではナイのである。


…要するに「自分に対して自信満々だったけど、このままでは世の中に通用しない」と自分を受け入れることができたから変化が始まった。


オレと同世代とか同じキャリアぐらいのレスラーたちはたくさんいる。そいつらの方が圧倒的にプロレスの世界では前を走っていた。それに対して「オレは負けてないんだ。パンクラスでもチャンピオンを取ったんだ!」っていう、過去のもので一生懸命張り合おうとしていた。


面白いね、何度かlogってるけどやっぱ、さすがチャンピオン。

彼の言うプロレスって単語を、今 自分の棲む場所、足元、に置き換えたら、痛いほど身に染みたわ。

似たような事 考えんだな、と思うのと、実践し、実積にすればこその重み、だよね。

肉体的には彼より勝る者は多くても、ここまでスマートに、的確に自分を捉える、てのはなかなか難しいから…

ま、だから業界のトップ、なんだよね。

人は、男は、自分の耳に、心に…優しい、居心地好い事言ってくれるパートナー、出来れば女…の尻に敷かれてりゃ安心だ、と思いたい連中も、中にはいるみたいだから…

「だよね?やっぱりそうだよね!僕は褒められて出来る子だよね!」なんて…

それって お母さんだよね?

そいつの腹の中が何色か?胸の内では何の勘定してるか?知る由も無いからさ…相手も自分の思惑実現させるまでは そりゃ褒めそやしてもくれるわ。

こう…なんだっけ?人間て、服従したい心理みたいのあるらしいじゃん、そこを突くマーケティング戦略みたいので物を売る、様な話し 聞いたことあるけど、

言われて、コントロールされてる方が安心?て人間の心理ね、

そういうのわかんないけど、で、何をどう成し遂げるんすか?とは思うよね、

昨日と今日で、180度考え方が、人に言われたら変わる、んだからさ…

逆に怖い。そういう危うい人。

過去を礎に日々積み重ねる、てのはありだけど、俺はこうだったから、こう育ってきたから、それは出来ない、それは言えない、ってさ、感情移入しにくいもんな…

そこは人も羨む生い立ちだから、色んな手前譲れないけど、でも、カッコよく見られたい、人気者になりたい、てのは虫の好い話だよ、

他人からカッコよく見えてるだろ〜?成功は当たり前だろ〜?って、…違うから。


それこそハンマーでひっぱたかれても動かないような強い自分を持っていたら、そいつはものすごく"ぶっちぎった個性"を持つことになる。それを人はこう見始める。

「もしかしたらカッコイイかも?」って。


どんな商売でも…プロレスでも何でも、人気ないときついもんな、明らかに。
(~_~;)

ならカッコイイ、は糧、だよ。客商売に携わる人、なんかはプロとしての当たり前の他にも、そんなんも一緒に売ってるわけだから。

カッコばっかつけやがって!と思われたら最期。店じまい。
(T ^ T)

「この人イイかも?また来よう。」てのがいちばん難しいけどね、

鈴木さんにはまたまた今回も勉強させていただきました。

すごいね、伊達に『風に成る!』わけじゃない。
Σ( ̄。 ̄ノ)ノ

…俺も今更ながら、強い"自分" 手に入れなきゃ、と思います。
m(_ _)m









※ 週間プロレス #1630『鈴木みのるの独り言』#118 より、抜粋、引用。