「いつだったか、俺のじいさんが言ってたことがある。君たちマクンバを知ってるか?ブゥードゥーは?じいさんはトリニダットの祈祷師だった。よく俺たちに言っていたもんだよ、『地獄に死人を入れる余地がなくなると、死人は地上を歩き出す!』とね」


ゾンビ ('78/米・伊)、この映画の最も有名な台詞は、こんな風に訳出しされていた。

今回は、ヘラルド映画文庫『ZOMBIE 死者たちの夜明け』('79、G・A・ロメロ著 / 真野 十郎 訳、ヘラルド出版) のLog.。

講談社X文庫『死霊のえじき』(S61) の中でも、プロローグに約5頁だけ『ゾンビ』は小説になっていて、そこでも…


そして夜明けがやってきた。
俺は気がつくと、フィラデルフィアの郊外にある巨大なショッピングセンターをうろついていた。生きた人間としてではなく、生ける屍として───。
頭をやられれば、永遠の死が訪れるはずだった。しかし、俺の脳は辺緑系がやられただけで、中枢はのこっていたのだ。
しかも、地獄に俺の入る余地はなかった。
"地獄が満員になると、死者は地上を歩きだす"
あのブゥードゥーの教えは真理だったのだ。


と、この有名過ぎる台詞は出てくる。

そんな、世界中に無数のファンを持つ映画『ゾンビ』のノヴェライゼーション…

今、手元にあるのは、初版だね。再販のが豪奢な表紙じゃなかったかな?

なんか白い表紙に、人体標本みたいな左右の"手"のイラストが描かれてる。これが、ヘラルド映画文庫のゾンビ的表現。タイトル違ったら医学書?

ヘラルドエンタープライズ発行、定価890円。

表紙には、G・A・ロメロ著となってるのは初版だから?再販は、S・スパロウ著となってた様な…
あ、本の後ろのとこ、何つーんだっけ?何版とか発行日書いてあるとこには、連名なってるわ。はい。

この本は初版 再販どちらも入手難。どっかで見たらまず買っとけ!的レア度。

あらすじはまたまた割愛するね、『ゾンビ』の話はどなたもご存知かと…



「ピーター?ピーター?どこにいるんだ?」
「俺はここにいるよ」ピーターがほとんど機械的な声で答えた。黒い顔にはなんの感情も現れていなかった。彼は次にくるものに身構えていた。
「俺の面倒はみてくれるな……君ならやってくれる……」ロジャーがまた頼んだ。
「やってやるとも」
「ピーター?」
「なんだね、兄弟?」やさしく言った。彼の眼がうるみ、口元の線が柔いだ。
「ピーター、やらないでくれ……間違いないと見届けるまで……俺が間違いなく生き返るまで。やらないでくれ、間違いなく君が見届けるまで……俺は生き返らないかもしれない、ピーター」ロジャーの声はだんだん弱まり身体に震えが走った。「俺はなるべく……俺はなるべく……生き返らないようにするよ…」



…忘れないシーンだね、ゾンビに噛まれたロジャーの最期。

俺はこの映画は、初演を、新宿の伊勢丹近くの映画館で観たんだよね、従弟と、その友達と、伊藤さんと確か四人で、

で、もう一本『ジャンク 死の惨劇』をハシゴするという…
(; ̄ェ ̄)アホです。



ポーターズ・デパートの二階売場で、数人のゾンビがエレベーターのドアを叩き続けている。押し合いへし合いするうちに、一人の肩が偶然エレベーターのボタンに触れた。ドアが静かに開いた。エレベーターの中にス
ティーブが立っていた。首の傷口の血は乾いて固まり、目はうつろに見開かれ、唇の端からよだれが垂れていた。ふらつくような足取りで一歩前に出た。他の怪物たちは道を開けた。彼らの部族の新しいメンバーを歓迎するように、両腕を前に突き出して振る者もいた。彼はもはや餌ではなく仲間だった。生き返った死体の一つだった。



こっちも忘れられないシーンだ…"スティーブ"は、ヒロイン・フランの恋人でヘリの操縦士の事。通称フライボーイ。


夏だったよ、暑かったね、涼を求めて映画館に行ったんだよ、なら長いこと涼んでられるから…

有り金全部はたいてさ、

あの頃 皆んなで、今でいう就活しながら一緒に住んでたんだけど、従弟は2m近い身長だったし、伊藤さんも100キロくらいでしょ?そこに平均の体格の奴があと3人!計5人!8畳くらいのタコ部屋に、あのクソ暑い真夏、エアコンなんてもちろん、扇風機も、窓すら無い部屋に一緒に居てみ?気が狂うから、

若いから、なんとかなる、くらいの気持ちだったよ。でもその後 一杯の立ち食いそばすら分け合うような状況になっちゃって…

高野十座にとって、『ゾンビ』とは、そんな…ゾンビ並に腹を空かせた クソ暑い夏の日、の映画。


小さなヘリコプターは、大男のSWAT隊員がどさりと助手席に腰をおろすと、ぐらりとゆれた。
「燃料は足りるかい?」ゾンビの大群が空を見上げている駐車場を眼下に眺めながら、ピーターが聞いた。
「ほんの少ししか残ってないわ」フランは答えた。二人を乗せたヘリコプターは、腕を差しのべている、夜明けの光へ向かって飛び去った。



そうそう…きっとなんとかなる、って信じて、夜明けに向かって必死だった、あの頃…
(。-_-。)
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※ 引用。



※合わせて読もう。

ZOMBIE(ゾンビ)〜死者たちの夜明け…(ヘラルド出版)
http://blog.livedoor.jp/takanao89/lite/archives/51308076.html

ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド(生ける屍の夜・映画小説)
http://blog.livedoor.jp/takanao89/lite/archives/51642642.html

小説・『13日の金曜日』(サイモン・ホーク著 / 創元推理文庫) 再録、画像あり。
http://blog.livedoor.jp/takanao89/lite/archives/51643066.html

バタリアン(THE RETURN of THE LiviNG DEAD) タールマン・DXアクションフィギュア・AMOK TIME
http://blog.livedoor.jp/takanao89/lite/archives/51660122.html

再録・映画小説・バタリアン(S61 / 講談社X文庫) 画像あり。
http://blog.livedoor.jp/takanao89/lite/archives/51643256.html

小説版『死霊のはらわた』('13)を読む
http://blog.livedoor.jp/takanao89/lite/archives/51721984.html

リメイク版『死霊のはらわた』が観たい
http://blog.livedoor.jp/takanao89/lite/archives/51721703.html

ヘル・レイザー・日本語吹替版、キングレコード DVD&BD
http://blog.livedoor.jp/takanao89/lite/archives/51621840.html

ハロウィン・日本語吹き替え版
http://blog.livedoor.jp/takanao89/lite/archives/51628132.html

再録、小説版・エルム街の悪夢 ('89 / 竹書房) 画像あり
http://blog.livedoor.jp/takanao89/lite/archives/51642908.html

エルム街の悪夢 BD 吹替版 (加筆しました)
http://blog.livedoor.jp/takanao89/lite/archives/51631882.html

【ハロウィンExtended Edition】 日本語吹替版 JVD
http://blog.livedoor.jp/takanao89/lite/archives/51647282.html

『悪魔の植物人間』('74/英) 日本語吹替版 DVD
http://blog.livedoor.jp/takanao89/lite/archives/51650033.html

再録・画像あり『デモンズ』日本語吹き替え版 (地上波/TV)
http://blog.livedoor.jp/takanao89/lite/archives/51633115.html

再録・画像あり『エクスタミネーター('80/米) 』
THE EXTERMINATOR・日本語吹替版
http://blog.livedoor.jp/takanao89/lite/archives/51655630.html

俺的『映画ベスト13くらい』(ゾンビ) を発表した結果 (前編)
http://blog.livedoor.jp/takanao89/lite/archives/51713135.html

【完全版】ゾンビ映画ベスト13くらい、後編
http://blog.livedoor.jp/takanao89/lite/archives/51712424.html

再録・ナイト・オブ・ザ・リビングデッド的、バレンタインの過ごし方【完全版】ゾンビ映画ベスト13くらい
http://blog.livedoor.jp/takanao89/lite/archives/51711548.html

俺なり鑑賞レビュー 吹替映画ΑBD】『死霊のしたたり』('85・米)
http://blog.livedoor.jp/takanao89/lite/archives/51718614.html

俺なり鑑賞レビュー 吹替映画А撻譽鵐織襦曠爛デ人間2
http://blog.livedoor.jp/takanao89/lite/archives/51721307.html