移動の際、読もうと思って…BOOK-OFFで100円。
【ザ・ウォーカー】(ゲイリー・ウィッタ脚本、尾之上浩司 訳 / 角川文庫)

映画脚本の翻訳なんだね、最終戦争の後、西へ、ある『本』を、
全部焼かれてしまった禁書…最後の一冊…を運ぶ"イーライ"の話。

まずブラッドベリの『華氏451』があって、そこからinspiredして、みたいに思った。

脚本だからクセがなくて読みやすい。すぐ終わった。
映画 観たくなったけど…
d(^_^o)


「審判の日以前のことは憶えている?」
ベッドの上の、彼の隣に距離をおいてすわった。
イーライが額に皺を寄せ、やれやれとかすかに顔をしかめた。
「どんなふうだったの?」
ソラーラがさらに質問をあびせる。
イーライは古傷がうずいたように顔をしかめ、目を伏せ、考え込んだあとで、顔を上げた。
「物があふれていたよ」
じっと娘の目を見つめ返す。
「そのために、本当に大切なものはなんなのかを、みんな見失っていた」
かすかに首を振る。
「それがいまでは、昔捨てていた物を奪いあうようなありさまだ」
顔をそむけ、視線を床に向けた。
ソラーラは不思議そうに訊いた。
「それって、ほんとの話?」


前Log.の『変身サイボーグ 指令マシン』や、母親の男に質入れされた、
『CITIZEN DIGI-ANA」(検) の記事なんかでも、
他人からしたら くだらねぇ、みたいな話もあるだろうけど、
本人にしたらもうそれはそれは一大事な物も存在するわけで…

それが壊れてようが、ボロだろうが…

…物には 思い入れや真心 がこもるけど、本当に必要な"物"、は何なのか、

自分にとって…


…バックパックを引き寄せると、なかを探った。携行用の小型バッテリーを取り出す。かなり古びて液漏れを起こしていた。そのバッテリーからはワイヤーとジャンパーケーブルがのびていた。
イーライはさらに、ポケットに手を入れた。抜いた手にはiPodが握られていた。白い本体は傷だらけで変色し、ダクトテープで補修してある。iPodをバッテリーに接続すると、青白い表示板が灯った。イヤホンを耳にはめ、プレイリストをめくり、ソングセレクションをざっと飛ばし読みしながら、目当ての曲を見つけた。スイッチを入れると、ゆったりとしたメロディが流れはじめた。


iPodなんて、iPhoneより軽んじてた所あったけど、
思わず自分のiPod(検) 探しちゃったよ。
(^_^;)

この脚本には…だからきっと映画には、見終わった後、自分に真に必要な物、音楽、

そして"人" を教えてくれるのではないか…

何でもいつまでも、普通にあると思うなよ、電源とか特に…

だから、自分の身体ひとつ、声だけあれば歌を歌える、
てのはgiftなんじゃないか?と思って…

…自分を特別視してる?

ちっとも歌わないくせに、ね…
(~_~;)

この映画 観なきゃ…
きっと何か語りかけてくれる様な気がする。
Σ(・□・;)


「なあ、急ぐ理由もないのだろう。ずっと、ここにいていいんだよ。ここは、よそよりもずっと安全だ」
じっと話を聞いていた彼女は、穏やかに答えた。
「ありがとうございます。でも、旅立たねばなりません」
墓のそばに突きたててあった、形見のマチェ
ットを引き抜く。愛しそうに刃先をなでる。
「どこへ行くというんだね?」
教授が不思議そうに訊いた。こんな世界のどこに、いったい何の理由があって、ここを出ようというのだろう。
ソラーラは相手をみかえした。
「自分の居場所ーーー "新たな故郷" を探したいの」


新たな故郷…か…
俺も、自分の居場所みつけなきゃ。



ロンバルディの部下が充電してくれた、iPodのイヤホンを耳にはめる。彼が愛したメロディが耳に流れこみ、気力が湧いてくる。





※ 引用。