昨日は、左半身が痺れると、先生に診てもらった帰り ちょっとお昼ご飯…

一人、制服のボタンを、ビシッと首のいちばん上までかっちり留めた、愛想ない兄ちゃんに目がとまる。

あ?こいつ何か格闘技やってるな?と気になってきた。

レジの様子、体型、動きから、確信した俺、自分の会計の時に声をかけた。

「何かやってる?」
ハッと顔を上げる兄ちゃん…

「ボクシングだろ?」

ビックリ驚いた様子で、満面の笑みを見せる。
「な、なんで判るんすか?」

そりゃわかるよ、伊達に俺もプロ選手だったわけじゃない。ボクサーじゃないけど。

そうね、総合や、柔道、レスリングなどのグラップリング系なら、
縦の動きよりはもっと横に広がる動きになるのかなぁ…?

胸板は厚いけど、その撫で肩も特徴のひとつ


後はやっぱり歯がキレイ。マウスピースするからね、
そして何より耳がわいてない。

「わかるよ、そりゃあ」と返して、ビックリ眼の兄ちゃんに、
「頑張ってな」と声をかけたら、

「ハイッ!」と、何か凄いもん見た!って感じの可愛らしい笑顔。

それまでの仏頂面がウソの様、良い顔するね
〜(^ ^)

何かしてる人間はわかる。

何もして来なかった人間と同じくらいによくわかるものだ。

毎日のキツイ練習とバイトと、
夢の狭間で折れそうになる自分が、見ず知らずの人間に励まされる…

誰に話すでもない自分の素性は、見る人が見ればわかるんだ、ときっと勇気付けられたに違いない。

そうだよ、君のその毎日の積み重ね、努力は沢山の人がうっすら知ってる。気付いてるんだ。

ムダに思える日常も、まんざらじゃないよな

あの兄ちゃんが世界王者にでも成ればもっと面白いんだけどね、
(*^◯^*)V

前も水道橋の居酒屋の店員に、格闘技?だろ?つって、
怪我の話で盛り上がった事があって…

その店員さんの場合は、首の骨の骨折で丸一年入院した、つってたなあ…

ま、類は友を呼ぶ、つーか、

夢に頑張ってる奴は、やっぱ判る、って話。

頑張れ、と声がかかるのは、その背中に君の夢が溢れてるからだよ、

外見ばかりに囚われ、何もして来なかった奴が絶対に背負ってないものだ。

その夢が叶っても、叶わなくても…

少なくとも見知らぬ他人から励まされるのは人生の一得点、
ってことなんじゃない?
( ´ ▽ ` )ノ