こんな話…

ある人の身に起こった出来事なんだけど、

その人は、最近 脳の病気で倒れられて、
今は…ま、多少身体に麻痺は残ったんだけど…命にも別状はなかったんだけど…

その病気から生還されてから後、

なんて言うか…部分的に 昔に生きてる、つーか、

亡くなった愛する人が傍らに存在してる、つーか…

お金や保険とか、しっかり解ってるから、決して痴ほうではないんだけど、

ただ…愛する人が、その方にだけは見えているらしくて、

いや、周りにだけ?見えてないだけなのかもしれない、

きっと、毎日その愛する人と、
泣いたり笑ったり、喧嘩したりしてんのかな?

入院先の病院にその愛する人が居ない、見えない時には、

ご家族に、「あたしがいないと何も出来ない人だから、ちゃんと食事させてね」なんて言付けたりもして、

そう、彼女にだけは、その愛する人は 未だ元気に健在で、実在しているのだ。

痴ほうではない。だが、亡くなった人と時を一緒に過ごしている、

なんだか失礼だが 微笑ましく感じてしまうのは罪だろうか?

病気は、当人だけでなく、周囲をも巻き込んでそれはそれは大変な事態なんだけど、

そんな中にあって、
その方は毎日を 愛する人とまた一緒に過ごしながら、

ゆっくりゆっくりと 時を刻み直してる。

せめてもの救済、な気がしてるのは俺だけ?

どれほどの深い愛情なのかと、心が震えてしまう。

病気して良かった、とは言えないけど、
せめて、愛する人と再会し過ごす毎日は、"希望"…なのかもしれないから。

不謹慎かもしんないけど、最近 なんだかとっても好きな…

…心に響いたエピソード(実話) です。

自分はこんなに強く、誰かを愛する事が出来るのだろうか?
…出来ていた、だろうか?


…出来ている、のだろうか?


深く、とても深く…

考えてしまいました。