【ゾンビ】('79/米) という映画を、知らない、と言う人はあまりいないと思う…

これは、そんなゾンビフリークに向けて書かれた、
"リビング・デッド"シリーズと、ジョージ・A・ロメロ監督についての研究本…

正直、文章が堅い!!
だが、マジ面白い!、慣れれば…
ヾ(@⌒屍⌒@)ノ

それがこれ、【ZOMBIE SAGA】(野原祐吉著/ABC出版)。

最近の本なのに、既にプレミア化している事でも、内容の充実振りは知れると思う。

著者が自身のHP内で発表、書き留めた文章が、
ほぼそのままの形で書籍化されたもの、なんだそう…
自分みたいな(たぶんかなり多くの) フリークが、ゾンビ、と言えば、ロメロ、なんだけど(フルチのサンゲリアはこの際語らない、超好きだけど。)、

…なんでそんなに好き?なのかと言えば、

このインディペンデント系監督が貫く姿勢……そう、文中を引用するなら、

『…単純に言えば商業主義に対して金では購えないもの、譲れない価値、守るべき精神があるということであろう。』て、ことなんだと思う。

感情移入してしまうんだな(ーー;)…

…そんな人物だからこそ、きっとあの【ゾンビ】は生まれたと思うし、俺はロメロの作品を欲してしまうんだと思う。ヾ(@⌒Z⌒@)ノ

思いは同じ…。この本、だから凄く面白かったす。

詳細な豆知識も凄く良い…

3作目の【死霊のえじき】('85/米)では…

『…X-指定の成人映画になりかねないことを危惧した製作者サイドは、過激なシーンや表現を抑えて年齢制限を緩和する代わりに七百万ドルの製作費で映画を撮るか、
自分の好きなように撮っていいかわりにその半分以下の製作費で映画を撮るかという選択をロメロに迫った。
それに対してロメロは、過激な表現も含めて自分の好きなように製作することを選んだ。』
とか、サラッとイカすエピソードもあったり、
何しろロメロ監督一作目の【ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド】('68/米) という名作についても、

作品自体の権利を主張し忘れた?かなんかで、パブリックドメイン(PDS)扱いになっちゃってて、

つまり、映画著作を放棄した形、となっていた為に、著作権者が存在しない著作物ってことになってしまってる、つーから何て事…
(T ^ T)

そのロメロ監督のデビュー作、【NOTLD】はさ、
『ニューヨーク近代美術館』に所蔵され、『アメリカ国立フィルム・レジストリー』にフィルムが永久保存されてる、つったら、観た事ない方でも、PDSでどれほどの損失だかわかると思う…。

言うなら、著作者じゃない人間の手に、膨大な利益が渡り続けてる、ってことだから。

PDSだと、誰でも自由に使用し、改造、再配布が許されるから、やたらめったら色んなver.が出てるんだけど、
そんな中でも一番気に入らないのが、【NOTLD 最終版】という改悪ヴァージョン。

しかも【NOTLD】オリジナルの脚本家がそれをすると言う…

『おふくろさん』の作詞家が、森進一が勝手に、無断で付けた冒頭の台詞有り、でカラオケやる様なもんか?

あれ?散らかりました?(T ^ T)

ま、最終版だけはかなり酷いから…興味持った人も、お勧めはしないから、
【NOTLD】では唯一…日本語吹き替えが有るんだけど…勿体ない話しだ…。

とまあ、そんな情報がてんこもりの本です。
ヾ(@⌒Z⌒@)ノ

ロメロのゾンビファンは是非とも手にとって欲しい…ヾ(@⌒本⌒@)ノ


*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
…ピーターは「彼らは何者なの?」と問うフランに、

「地獄が満員になると、死者が地上を歩き始める」と答える。

【ゾンビ】('79/米)より…