【ジェニーの肖像】検証2は、ノヴェライゼーションを…

いや、もうこれはなんて美しい物語…
'05年に創元推理文庫から新訳されたVer.みたいなんだけど…

“食べ物にたいするよりもっとひどい飢えというのがあるもので、その飢えを糧にしてぼくは生きていた。
ぼくは貧しく、ぼくの作品は全く知られていなかった。
食事にありつけないこともざらにあったし、冬にはウエストサイドの小さなアトリエで寒さに震えていたものだ。
でも、そんなのは大したことではなかった。

悩みについて語るとき、ぼくは寒さや空腹のことを言っているのではない。
芸術家にとってはまた別の苦しみがあり、冬や貧乏がもたらすものより始末が悪いのである。

それは心の冬とでもいうべき…

…中略…

…何を書いても、人物画も、風景画も、静物画も、どれもこれも、ぼくの言いたいこと ー自分の名前がイーベン・アダムズであるのと同じくらいたしかに知っている、

本当に世界に言いたいこと、絵を通してどうにかして人々に伝えたいこととはちがっているような気がしていた。”

…映画では結構あっさりしてた、イーベン(映画ではエブン)の冒頭での独白は、実はこんなにも卓越した文章力(おこがましいです、すみません。)で綴られていて…

いや、この画家の部分を、…たとえば歌手、に置き換えれば、
それはもう…自身の想い、そのものと言い切ってもいい…

なら、アーティストでも誰でも、芸術家ならそれは当てはまるんじゃないか…

あまりのモノローグぶりに、つい一気引用してしまいました…

【ロバート・ネイサン】(1894〜1985)の描く、この'05年(没20年後) の再版本は、【それゆえに愛は戻る】という作品とのカップリング!!

…つまり…あの【ジェニーの…】は、なんと短編(中編?)だった…
…す、スゴい…

自曲【The Thought of You あなたを想うと…】の一節が【ジェニーの…】の一部に似てるとか、パクり?だとか…
'05年の本だから、可能性はなきにしもあらずだけど…
(限りなく黒に近い灰だと、また言われてそう…)

はっきり断言しとく…

俺は絶対、これは読んだことない!!
映画の一場面で題名言える特技がある、と前Log.で書いたけど…

文章も、一度読んだら忘れたことないから…
暗唱できる程ではないけど…
(ーー;)…

だから、一度読んだ本は、
絶対「あ、これ読んだ」ってなるから…

この小説は未読です…絶対…。

では…【The Thought of…】との類似箇所を…
“「あたしの一番好きな遊び、知ってる?」

「わからないな」

「願かけ遊びよ」
きみの一番の願いは何なの、と僕は訊いた。

「あなたが、あたしが大きくなるまで待っててくれたらいいな、ってこと」と彼女は答えた。

「でも、待っててくれないでしょうね、きっと」”

う〜む…
こっちは、…"あたしが大きくなるまで待ってて"…は同じか…

ま、でもさ…そりゃべつに口語、会話…
それに、ここだけパクって、物語別物、ってのもおかしな話だし…

かつて、『神様を呪う』つーフレーズを、【GEORGEになりたかった少年】て曲で描いたら、
「あの映画に同じ台詞がありました!」と鬼の首取ったかのように鼻息も荒く申告してた奴が居たけど…
それなら…2年前の【パニッシャー:ウォー・ゾーン】('08)の『神様を呪う』も、
俺が、きっと4、5年前にパクったわ…うん、そうだ…

言葉を単語として捉えてね、そこだけ同一でも、ストーリーまで一緒、もしくは、使い道が同じ、とかでなきゃ、
日本語の著作は誰?って話になる…

"愛する"の著作、"逢いたい"の著作、"想い…"の著作…
もう歌詞、描けなくなるやろ…

どうする?将来、漫才で使用する "なんでやねん!" は、○○○興業の登録商標ですから、

所属タレント以外の漫才師が使用するには使用料が発生します、みたいになったら?

それこそ "なんでやねん?" ですわ…

猪木さんの、●、▲、■、ダーッ!くらいじゃない?使用料が発生したとしても納得されてんのって…
(使う使わないは別にして)

…訴えた松本氏じゃなくて、られた槇原氏が勝った、ってことですよ。

それに、そんなあら探してる暇あったら、日本語で新しい斬新な言い回し、誰も知らない美しい単語、発明したいわ…

何しろ…人の曲コピって配るなら許可とれよ…てこと。
(例えばの話…)

なんなら、オケ2つ並べて聴き比べたらビックリやぞ…みたいな。
(例えばの話…)

もしくは、'05年11月 公開予定だった【Vフォー・ヴェンデッタ】なんか、'05年・7月のロンドン爆破テロ、とまったくそっくりな描写があって、'06年・3月まで公開延期なったわ!…とかさ。

(つまり、映画が公開される前に、映画のシーンとほとんどそっくりな実際のテロが起こった…)…

これは、テロが映画のシーンをパクった、などとは口が裂けても言えない…

映画が、テロを真似た、ともとられかねない…
つまり…
それはたんなる、偶然の一致、に過ぎなかった、ということ…


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…他人を見下せば、あら探しは自分には実力の証明といえる?ってことだったのかな…

哀れです…

ま、いっか、そんなんどーでも!
( ´ ▽ ` )ノ…



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“…しばらくすると彼女は立ち上がり、帽子とコートを身につけた。

「さよなら、イーベン。できるだけ早く戻ってくるわ。あたし、急ぐから ーほんとよ」

彼女はドアのところで一度振り返った。「待っててね」とささやいた。

「あたしのことを待ってみて」”





※ 文中の、『想いの著作』って、タイトルに良くない?
俺作ですが…先人が、未来で誰かが同じことを考えていたとしても、別に何も不思議なことではありません。

※※ それから、一番最初の【ジェニーの…】Log.内で、
ジェニーの名字?(言う?)を、テンプルトン、としてしまいましたが、アップルトンの間違いです。

"ジェニー・アップルトン"…
時間が経ってしまい過去Log.をもうジェニーの様にはやり直せません。

現Log.内にて修正させていただきます。
…ごめんなさい…
















※※※ 文中、" " については、【ジェニーの肖像】(創元推理文庫/R・ネイサン著、大友香奈子訳)、2005年5月31日 初版、より引用いたしました。