前Log.のクモ之輔編…
ベッド上の同じコースを、2日続けてグルグル…

そのLog.を書いた後…
彼は、キッチンに現れ…丁度、目線の高さの棚に備え付けてある、タオルハンガーに姿を見せた…

顔のすぐ近くまでタオルを掛ける柄?の部分が突き出してるから…
俺の顔のごく近いあたりで何やらバンザイのポーズ…

よく見れば、黒ボディーに白いラインがシャープに美しい…
「お、わかったわかった!なかなかカッコ良い模様じゃん!」とクモ之輔に声をかける…

…両手を上げ、得意げ?のクモ之輔…
あんまりそのポーズしてるから、フッ!と息で飛ばす…

いったんは、吹き飛ばされて仕切りのカーテンにピョンと飛び移るクモ之輔…

…しかしまた何故だか同じ位置まで戻ってくる…ちょっと怒り気味な感じ…
「何するんだよぅ!」と言ってるみたい…
で、わざわざ同じ場所で、また両手広げて同じポーズ…

そんときふと?クモ之輔…もしかしてマジ俺に何か言ってるのか?…とか思うけど、まさかねぇ…

で、やっぱりまた息を吹く!×3回…
その度…カーテンに飛び移り、怒りのポーズのクモ之輔…

4回くらい同じ事を繰り返して、結局何処かにいなくなった…

また、現れるかと、楽しみにしてたんだけど…その後は見掛けない…

あいつ、俺にお別れ言ってたんかな…?

クモですら、挨拶や恩義忘れないのか?
奴は、サヨナラ言おうとして、2日も天井ぐるぐるしてたってか?

まさか…

でも、もしクモ之輔の行動に意味があって、その仕草に吹き出しを付けたなら…
やっぱ、サヨナラを言ってたのが一番正解な気がする…

「おい!人間!俺も充分成長したから、あの換気の穴から旅立つ事にしたから…今までどうもありがとな…」

「だから、いちいち息を吹きかけんなって!」ヽ(#`Д´)ノ