嘘じゃない…ライブハウスでのMCに嘘はない…
でもな…そいつ自らケツ割って逃げたんだし、俺にはどうしようもない…

それに…頸椎の怪我と闘いながら、自分が諦めないでいること…
それこそが自分の責任の取り方だから…

俺も色々逃げてきたから…
逃げたら終わり、それだけは自分を戒めて生きてるからさ…

●人生が確実に行き詰まる生き方が一つある。
それは、みんなに嫌われないようにすることである。

みんなに嫌われないようにするには、つねにみんなの気持ちを害さないように気をつけなければならない。
これを言ったら相手は気分を害すると思えば、そのことは言わない。
これを知りたいが、これを聞いたら、この人は怒るのではないかと思えばこれは質問しない。

しかし本人にしてみれば、「自分は相手のためにこれだけ我慢をした」という気持ちをになる。
言いたいことも言わず、聞きたいことも聞かずに、相手の気持ちをおもんぱかって我慢に我慢を重ねて過ごしてきたと当人は思う。

それなのにすべてがうまくいかない、物事は予想したとおりにはいかない、相手は期待したように動いてくれない。
誉めてくれると思ったら、貶(けな)された。認めてくれると思ったら、冷たくあしらわれた。
遠慮をしたらやさしくしてくれると思って遠慮したら、無視された。
遠慮したら謙遜な人と言ってくれることを期待したら、軽くあしらわれた。

頑張っているのに何もかもがうまくいかなければ、気持ちは腐ってくる。
そうなれば近い人々にはますます敵意を持つしかなくなる。
敵意を持っても、まだ言いたいことが言えない。聞きたいことが聞けない。

それは、嫌われるのが怖いから。

嫌われるのが怖いと、トラブルは起きやすい。
そして相手を恐れていると、いったんトラブルが起きれば、トラブルはいよいよ深刻になっていく。
みんなに嫌われないためにいい顔をするから、物事は解決しないで複雑になっていく。

だから嫌われることを恐れている人よりも、嫌われている人の方が、よほど真実があるときがある。

人間、誰でも嫌われる。

嫌われるのは怖い。

でも、みんなに好かれても、生きやすくはならない。
みんなに好かれたからといって幸せになれるわけではない。

「嫌われたくない症候群」の人は、それがわからない。

嫌われるのが怖い人には親しい人がいないのに、嫌われるのが怖くない人には親しい人がいる。

嫌われるのを恐れている人よりも、嫌われるのを恐れていない人のほうが周囲の人から好かれていることが多いし、信頼されていることが多い。

そのことに、まず気づいてほしい。

●引用
"誰にでも「いい顔」をしてしまう人"
PHP新書、東京大学教養学部教養学科卒、早稲田大学名誉教授 加藤諦三 著

より抜粋…