「Mr.GEORGE」を遠藤くんと作って、人前で披露したらどうなるのか、実はかなり不安だった…
歌詞の内容がストレートすぎるかな？そう感じてた…
全部実話を基にはしてる…つーか、だからヤバいとそう思った…
アレンジャーが変われば録音もしたが、厳密には遠藤くんの許可も必要だから、公表はしていない。何度か改変もし、ライブでは歌ったが、デモテープ、ライブ映像しか記録を残さなかった…

それから時間も過ぎ、その曲は「GEORGEになりたかった少年」で完結させた…卒業の意味も込めて、自分の足りない考えを改めて作り直した、
こちらはCDにした。何処かで聴けると思うので探してみて…

前作の頃は、同じ血の流れた人間しか、信じない…そう歌ってた気がする。ジョージ兄(以下G兄)さんの外見(G兄は黒人の父をもつ従兄)や、目の前で見せられた。"区別"に対する反感から、また自分にG兄を重ねて(俺達はシングルマザーで育った)、G兄にかぶれていたのだと思う。
でも俺は俺、同じ血は色濃く流れても、俺はG兄じゃない…

だけど今でもやっぱり…同じ血の流れた人間しか信じないと…そうはっきり宣言はしとく…
他人に敬意をはらい、思いやり、分け与えることができて、面白く楽しい、そんな人種しか信じない、と…

「GEORGEになりたかった少年」はそんな歌だ…

外見は同じ人種でも、腹の中では、他人を見下し、利用することしか考えない、そんなやつこそが違う人種なんだとわかったからね…
それをこの曲の頃にはすっかり学んだよ…

しかし昔は、あのアヒル女優の旦那みたいに、ストレートすぎたよな…

創作とは、結構無謀だ…あ〜恐ろしい…